世界最古の砂漠への長い長い道のり
日本→中国→モンゴル→ロシア→フィンランド→エストニア→ラトビア→リトアニア→ドイツ→フランス→ドイツ→タンザニア→ルワンダ→ザンビア→ボツワナ→ザンビア→ナミビア→南アフリカ→レソト→南アフリカ→オランダ→アイスランド→ノルウェー→デンマーク→ドイツ→スイス→イタリア→スロベニア→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ
ハロー、Ryoです(`・∀・´)
格安のツアーも見つかり、いよいよ憧れのナミブ砂漠へ向かいます。
本日目指すのはナミブ砂漠の拠点となるセスリムキャンプサイトです。
ドライバー兼ガイドをしてくれるのはエドウィン。
驚いたのは車が四駆ではなかったことです。
セスリムキャンプサイトへの道は途中からオフロードと聞いていましたが、プロが運転するのだからまあ大丈夫なのかな?
まずはスーパーへ。
キャンプサイトは高いからここで買った方が良いとのアドバイスの基、二泊三日分の食料を買い出します。
ウィントフックをちょっと出ればそれはもう大絶景。
一瞬ここで十分なんじゃないかと思ってしまうほどでした。
レンタカーを自分で運転するのも最高に気持ち良いのだろうと思います。
そして、噂通り途中からは超オフロード。
そんなことお構いなしにガタガタの道を時速100kmくらいで駆け抜けます。
おー、自分だったらこんな道怖くて飛ばせないけど、さすが慣れてるなー…と思ったところでパンクです。
こんなこと日常なのかなーと思いながらタイヤ交換を見守り再出発したところで、また同じように100km程度でぶっ飛ばしてパンク。
エドウィン「Now it is a problem.」
もうスペアはないらしい。何やってんの…
どうやら砂漠の真ん中で遭難したようです。
何故かパンク修理剤はないのにポンプだけ持っている我らがエドウィン。
入るわけのない空気を穴の空いたタイヤに必死に送り続ける彼を横目に、僕とシュンくんで通り過ぎる車を片っ端から止めて助けを求めます。
車が通り過ぎる度に砂埃をかぶりつつも、奇跡的に修理剤を持った救世主が現れました。
救世主はパンクを修理しつつエドウィンに一言「まず四駆じゃないことがありえないし、空気圧も高すぎるよ。あとスピードも出しすぎだね。」
オフロードにおけるパンクと空気圧の関係は定かではありませんが、僕らの横にいるこのガイド風のおっさんがプロではないということはとりあえず間違いなさそうです。
何はともあれ、無事にパンクの修理を終えてやっとの思いで再出発。
ところが走り始めて数十分、何やら様子がおかしい。
どうやらパンクの穴が塞ぎ切れていなかったようで、そこから穴が広がってしまった様子。
日も傾き始めていて、車はもう通りません。
いよいよ手詰まり、本格的に遭難です。
このままではどうにもならないので、エドウィンも意を決してぺちゃんこになったタイヤのまま強引に最寄りのキャンプまで助けを求めにいきました。
そのときのタイヤの様子がこちらです。
こんな状態のタイヤ初めて見た。
しかし、キャンプ場に来たからといって、こんな状態のタイヤを直す術はなく、結局ただ助けが来るのを待つことに。
ただ、キャンプ場の人も不憫に思ったのか、調理場やシャワーを無料で貸してくれました。
ありがたかった。本当に助かりました。
ということで、日も暮れたところで調理開始!
薪で火を起こしてシチューを作りまっせー。
こんな状況でもキャンプは楽しいですね。
そんなことをしているとエドウィンがパンクしていたはずの車に乗って登場。
どうやら友人に連絡を取って、どうにかタイヤを調達してきたみたいです。
今度こそ、今度こそはようやく出発できる。
と思ったらその前にエドウィンがシャワーを浴び始めた。
こいつ…
こうして23時頃、今度こそセスリムキャンプ場に到達し、僕らの長い長い一日が終わったのでした。