Journey Out of the Box

RyoとNanaの世界一周帳

旧ユーゴで最後に訪れた国、セルビア

日本→中国→モンゴル→ロシア→フィンランド→エストニア→ラトビア→リトアニア→ドイツ→フランス→ドイツ→タンザニア→ルワンダ→ザンビア→ボツワナ→ザンビア→ナミビア→南アフリカ→レソト→南アフリカ→オランダ→アイスランド→ノルウェー→デンマーク→ドイツ→スイス→イタリア→スロベニア→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ

2017.11.15(水)~19(日) ニーシュ、ベオグラード

 

どうも、Ryoです(`・∀・´)

ユーゴスラビアの7ヶ国で最後に訪れたセルビア。他の6ヶ国へ行った後では悪の国家のように思えてきます。しかし歴史はいつだって悪を仕立て上げます。今のセルビアを肌で感じたまま感じるのが良いのでしょう。

 

そんなセルビアで最初に訪れたのがニーシュ。ローマ時代の遺跡であるメディアナを目当てに来ましたが、なんと冬季は閉鎖とのこと。仕方がないので要塞へ。

f:id:ryo10nana:20181217182539j:plain

f:id:ryo10nana:20181217182512j:plain

さらっと見てあとは宿でのんびりしてました。冬は観光客が少ないのか、個室で快適な宿が安く取れたので、それはそれで楽しかったです。

一応他にスカルタワーというところがありますが、物騒なので僕らは行きませんでした。

 

続いて首都のベオグラード。さすがに個室ではありませんが、ここでも宿に恵まれました。トルコ人の女の子がトルココーヒーを入れてくれたり。

f:id:ryo10nana:20181217182943j:plain

トルココーヒーは飲み干したあとに底に粉が溜まるのですが、それを使った占いが流行っているそうです。アプリもあって、写真を撮って送ると結果が返ってきます。結果は忘れましたが僕らも占ってもらって楽しかったです。

それから、いつも自炊ばかりしている僕らに宿の人たちが余ったからと寿司を分けてくれました。なんか気を使わせてしまってすみません…ありがたくいただきます。

f:id:ryo10nana:20181217183621j:plain

…緑だけど。

ちなみにガリは不評のようです。

f:id:ryo10nana:20181217184027j:plain

あとはアメリカ人の女の子と一緒にジブリの映画をみたり。見終わった後の感想を英語で話すのってなかなか難しいですね。勉強になりました。

 

そんな宿の思い出の多いセルビアですが、ベオグラードではしっかり観光もしました。

やはり要塞と教会が多いです。

f:id:ryo10nana:20181217205441j:plain

f:id:ryo10nana:20181217205546j:plain

f:id:ryo10nana:20181217205558j:plain

 

あとはここでもやはり戦争の傷跡があります。

f:id:ryo10nana:20181217210408j:plain

これはコソボ紛争の際のNATOによる空爆によるものです。

NATOはヨーロッパ+北米の軍事同盟で、コソボの独立を支援しました。セルビア正教会の国です。正教会と言えばロシアですよね。

セルビアが悪なのかどうか。それを紐解く鍵はどうやらここらへんにありそうです。

 

例えば日本にいるとアメリカ寄りのニュースが入ってきます。しかし、例えばロシアとかでニュースをみると同じニュースの解釈が全く違ったりするそうです。そう考えると、歴史の解釈も同様だろうと思います。

もちろんどんな宗教を信仰していようと大事なのは自分の頭で考えることです。しかし、そんな中でも無宗教と言われる日本人は比較的フェアに客観的に世界を眺めることがしやすい人種なのではないかと思っています。

そういう意味でも、東欧の中でも特に旧ユーゴスラビアの国々は本当にいろんなことを考えさせられ、勉強になりました。

世の中にへ関心を持つということに、自分が関心を持てるようになった気がします。

 

ところで、こんなにバラバラの思想の国々はどうやってユーゴスラビア連邦という一つの国家にまとまっていたのでしょう。それはどうやらチトーというスーパー有能な指導者の存在が大きかったとようです。

彼の死後ユーゴスラビアはバラバラになってしまったため、後継者を育てられなかったのは悔やまれますが。

 

そんなチトーはユーゴスラビア博物館の一角にある花の家に眠っています。

f:id:ryo10nana:20181218180721j:plain

個人的にはベオグラードへ行く際、ここは外せないかなと思います。

 

そんなこんなで、旧ユーゴスラビア(+アルバニアとちょっとだけブルガリア)、駆け抜けたー。当初歴史も文化も何も分からずに突入しましたが、ものすごくおもしろかったです。

一般的にバルカン半島の目玉となるであろうギリシャシェンゲン協定の関係で今回はスキップ。次からは徐々に貴族感の強い国になっていきます。