Journey Out of the Box

RyoとNanaの世界一周帳

アフリカの奇跡

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8/13(日)~15(火) キガリ

 

ハロー、Ryoです(`・∀・´)

当初タンザニアの次は鉄道でザンビアへ行こうと考えていたのですが、日程が合わなかったので変更してルワンダへ飛ぶことにしました。

 アフリカ縦断の定番ルートを逆走です。

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ルワンダへ行くにはネットで観光ビザを3日前までに申請しておく必要があります(発行は入国時)。

料金はシングルビザで$30です。

ネット環境が悪いタンザニアに滞在中に行くことを決めたため、申請がなかなかできずに危うく取得し損ねるところでした。

 

なんとか申請を終え、無事入国してまず驚くのは人の温かさと治安の良さです。

タンザニアから来た僕らは、人に親切にされると後でチップを要求されるのでは?と疑う癖がついていました。

しかし彼らは見返りを求めず、例えば道に迷えば行きたい場所まで連れていってくれるし(道を教えてくれるのではありません、一緒に来てくれるのです)、バスが分からなければ僕らと同じバスに乗って、降りる場所とそこからの行き方を教えてくれました。

何それ、親切すぎるやん。

 

とあるルワンダ人は人々が親切すぎる理由の一つとして、過去に起こったある出来事を挙げました。

 

そう、ルワンダを知る上で避けては通れない、1994年の虐殺です。

フツ族によるツチ族の虐殺ですが、一見民族紛争のようなこの出来事はあまりにも一方的でした。

僕自身まだ完全には理解しきれていないため、詳細を記すのは控えますが悲しく痛ましい歴史です。

その過ちを繰り返さないために人々は助け合って生きていくことをものすごく意識しているそうです。

今では「ツチ」や「フツ」と口に出すのはタブーとされていて、みんなが「ルワンダ人」という一つの民族として生活しています。

 

僕たちもキガリの虐殺記念館へ行きました。

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たった20数年前の出来事で、僕らと同世代の人たちもそれを経験したのかと思うとあまりにもショッキングで言葉にできません。

僕らはキガリのみの滞在でしたが、地方にある同じような場所に行くともっと衝撃的だそうです。

そして記念館へ行った後に改めて人々の温かさに触れてみると、それは奇跡を目の当たりにしているかのようでした。

 

ちなみにルワンダがその後現在にかけて遂げた高い経済成長は実際に「アフリカの奇跡」と呼ばれています。

暗い過去に屈することなく前向きに立ち直ろうとしている人たちが起こした奇跡です。

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そんな、人は最高のルワンダですがやはりここはアフリカ。全てが快適なわけではありません。

 

Hope Guesthouse(一部屋約700円、未婚の場合二部屋取らされるので1400円程でした)というこの旅一番の安宿に泊まったのですが、証明が暗かったり、ヤモリが這っていたり、水が出なかったり、変なおっさんがうろうろしていたり…変なおっさんは世界共通か。

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まあ、アフリカでは特別珍しいことでもないのですが、タンザニアから続くこの環境にとうとうNanaが限界を迎えてしまいました。

 

そんなわけで、レッツ!宿、移動!

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その名も2000 Hotel

なんと、一泊約8000円。

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そうです、ここまでのこの旅で一番物価が安い国で、この旅で一番高いホテルに泊まってしまいました。

昨日まで水すらまともに出なかったのに、ここではなんとバスタブまで付いちゃってます。

高級リゾートか野宿か選べと言われたら野宿を選んでしまいそうな僕も 、これにはテンション鰻登り。

Nanaがいないとこういうところに泊まる勇気が出ないので感謝です。

 

そんなこんなで快適な宿を手に入れたところでコーヒーブレーク。ルワンダコーヒーをいただきましょう。

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…アフリカンコーヒーというのを頼んだらスパイスがふんだんに使われていてなかなかパンチが効いています…Nana、一口でギブです。普通のブラックコーヒーを頼みなおしました。

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Nanaの分も合わせて二杯分のアフリカンコーヒーをいただき、お腹もタプンタプンになったところで今日はおしまい。

 

全てが快適ではありませんが、やはりアフリカは面白い。ただ日々を過ごしているだけでも毎日ウキウキしてしまいます。

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次回はルワンダへ来た目的を果たしに行きます。